アメリカ不動産で資産倍増中!

2003年から対米不動産投資、現在は、物件購入せず、独自の手法で100万ドルを年率10%で運用中です

近隣類似売買物件とは? COMPARABLE SALES、COMPS、コンプスとは

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アメリカ不動産投資で資産倍増中!ブログ管理人の中山道子です。

 

この記事の要点

COMPARABLE SALESとは、「近隣で最近売れた類似物件」。英語で、略語としてコンプスと呼び、検討している対象物件の価値を見定めるのに使う。居宅の「コンプス」は、比較的判断がつきやすいが、商業案件のコンプスは、純粋な店舗のみならず、「5室以上のアパート/マンション」を含め、判断が、より難しい。無料コンプスと有料コンプスの違いとはなにか。

 

前のブログで、投資用語をご説明する記事をよく掲載していたので、そのスタイルを踏襲したいと思います。

 

今日は、COMPSとはなにか。

 

COMPARABLES、市中で、対象物件の周囲にある類似物件が、いくらで売買されているか、という「対象物件の価値を比較によって見積もる際に利用するデータ」です。

 

 

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米国式請求書の読み方 INVOICEの体裁

対米不動産投資家の中山道子です。ところ変わると、文化が変わるということで、私のお客様は、米国式の請求書、明細というものをご覧になったことがない方が多いわけで、お支払いのINVOICEを転送すると、ほぼ必ず、「了解しましたが、支払い方法は?」というご質問になります。

 


別段、わかりにくいことはなく、米国人にとっては、なんでこんなことが??という感じなのですが、まずは、具体的なサンプルを、ご覧になってみてください。

オンラインのサンプルです。WIKIHOWというウエブサイトから、利用させていただきました。日本人からすると、シンプルすぎるでしょうか。

 

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確かに、一見、「こちらに振り込んでください」などの銀行情報がありません。日本なら、当然なのに、、、ここに、皆さん、戸惑われるのですね。


米国では、一般に、支払いは、小切手で行われるものであると想定されています。

そのため、請求書の仕組みは簡単で、以下のルールだけです。


小切手のあて先: 
他に指定がなければ、請求書のレターヘッドにあるビジネスまたは個人の名前を使うこととなります

小切手の郵送先: 
他に指定がなければ、請求書のレターヘッドにあるビジネスの営業住所を使うこととなります


なので、上の例の場合は、


■ Ted's Lawn Care あてに小切手を書く
■ 金額は、486ドル
■ 左上にあるOFFICE PARK以下の住所に郵送する


ことが、期待されているのです。

銀行口座は、会社でなくても開設できるので、


個人名
ビジネス名(DBA、DOING BUSINESS ASの略で、屋号のこと)
会社名(LLC、PLLCなどの略称が後ろにつきます)


などが、レターヘッドに書かれていると思います。もうひとつ日本と違うのが、支払いの〆め日が書いていないことでしょうか。サービスは、最初に提供しますから、記載がなくても、米国では、請求書が届いたら、最大1ヶ月以内に、最短すぐに、支払いをすることが、要求されています。なので、振込み期日が書いていないから、3ヶ月先にしようなどとはくれぐれも考えないでください。

上の場合、TED'S LAWN CARE というのは、たぶん、会社組織になっていない小規模事業主のDBAを想定しての例なのかなと思います。実際、地元の州なりに、DBAを届け出ると、その書類を提出したりすることで、銀行で、DBAの名義で、口座を使うことができます。

 

以上、ご説明すると、簡単。

クレジットカードは、手数料がそれなりに高いので、多くの業者さんは、小切手を回収に用いることを好みます。というか、ひょっとしたら、業者さんの好みというより、消費者の志向に合わせているからこうなっているのかもしれませんが。消費者にとっても、普通郵便にかかる郵送代のほうが、通常は、振り込み手数料より安いですので、この方式を好む伝統が、あるのです。

 


今の時代は、相手の口座詳細があれば、オンラインで、相手に、その場で振り込めますから、本来、こちらが主流になってもいいと外国人は思うわけですが、米国人にとっては、月末に、ためておいた請求書を、一度に確認し、小切手を書いて、手紙として出す、という行動パターンが、どうも、文化として根付いているらしく、また、家計簿をつける習慣は、あまりないと思われる米国人ですが、「まめなタイプの米国人」にとっては、小切手帳の裏の帳簿を使い、小切手の支払い明細をつける習慣が、それに変わる「毎月の家計管理の方法」であるという伝統もあり、小切手決済の勢力は、衰えないのでしょう。

そのために、クレジットカードや振込みを受け付けている業者であっても、カード情報を要求したり、口座振込み明細を請求書に掲載したりはせず、第一オプションは、小切手を想定したシンプルなフォーマットになっています。

もちろん、今は、クレジットカードを利用したいお客さんさんも多いので、そういう人は、「電話をして、カード情報を教える」ことがポピュラーです。電話会社などのちゃんとした大手は、請求書に、カードのマークが付いていることも多いでしょう。

ただ、日常のやり取りでは、小規模事業主が多いので、そういう業者さんは、多くの場合、クレジットカードを受け取る体制をとることができていないことが多いです。上の例では、芝生を刈る業者さん。普通に考えたら、弱小の便利屋さんのようなものでしょうから、米国の常識で言うと、このランクのビジネスは、クレジットカード対策は、手数料や、審査の問題があるので、たぶん、していないでしょう。

そもそも、日本から、クレジットカード情報をメールするのも、気が引ける方も多いと思います。夜中に電話でカード番号をやり取りするのも疲れますね。カード情報を相手先にファックスするというのは、ひとつの手ですが、誤受信がないか、結局、確認しなければいけなくなります。

こうなると、遠隔の投資家にとっても、米国の業者さんを相手にするときは、やはり、小切手が、圧倒的に、手っ取り早いですね。


小切手を振り出すには、米国銀行のオンラインBILL PAY機能を使うことが、一番便利です。BILL PAYには、カード事故に対する保険も、付いています。しかし、話が長くなるので、今日は、INVOICE(請求書)の話に、集中しましょう。

 


下は、ある弁護士から、私のお客様に、届いたもので、TAX APPEAL(固定資産税の金額が高すぎるという行政抗告)の代行を行ったことに対するINVOICEです。実際の請求書なので、固有名詞該当箇所は、大体、ホワイトアウトしてあります。

 

 

この弁護士事務所は、オーナー弁護士の名前を掲げており、わかりやすさのためだと思いますが、オーナーの ”RICHARD XXXXX”という名前で、ビジネスをやっているようです(DBA)。

 

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デザインが違うので少しわかりにくいかもしれませんが、請求を立てる側の連絡先が、一番上に来ていますね。(手紙のLETTERHEADと呼ばれる部分)

それから、具体的な名前は消してしまいましたが、左側に、顧客名。右側に、日付。

その下に、明細部分。最終的なBALANCEは、今回、854ドルでした。

そして、その下の部分には、


Please make check payable to "Richard XXXXX,"
If you are in process of or have already filed for bankruptcy, you must notify our office immediately so we may administer your account properly.


と丁寧な説明が。

たぶん、この弁護士は、TAX APPEALもそうですが、多くの破産(bankruptcy)問題などを抱えている消費者関係の業務が多いのだと思います。リテラシーがそれほど高くない一般顧客が多いのでしょう。


内容は:

小切手は、RICHARD XXXXの名前で、お切りください。もし、破産申請中や破産宣告後の場合は、別途、適切にご請求業務に対処する必要がありますので、直ちに当事務所にご連絡ください。


以上、「一度、わかれば後は簡単」な、米国式INVOICEの紐解き方でした。

 

Addendum とは何か

対米不動産投資家の中山道子です。自分用に、2003年から米国不動産投資に着手し、時代を反映し、最初、ビギナーズラックで儲かってしまったり、その後、上級者のやっていることに、わけも分からず手を出して、失敗したりといった経験を経ています。

その後ですが、現在、自分の投資の他、コンサルタントもやっているので、決済のお手伝いは、常にやっています。

今回、英単語と言うことで取り上げたいのが、ADDENDUM。

契約書に対する補足条項の書類です。

通常の不動産取引の流れの最初の部分を、おさらいしてみますと、

 

____
■売主は、自分の所有物件を、レアルター(不動産業者)に、物件掲載依頼する。

米国では、売却のためには、専属契約が必要です。普通は、6ヶ月単位です。売り手側のエージェントのことを、セラーズエージェント(seller's agent)と呼びます。

____
■物件は、MLS(Multiple Listing Service、米国の本家REINS)へ掲載される
 
仲介業者は、日本のように、レインズに掲載せず、自社内で物件をとり置いておくこと(pocket listingと呼ばれるそうです)は許されません。見つかると、業者掲載特権剥奪といった厳しい措置があるからだそうです。

____
■ちなみに仲介コミッションは、慣習では、通常、売主側が3%、買主側が3%です。

しかし、米国では、この合計の6%は、買主ではなく、全部、売主が払います。購入するときは、業者への礼金は、ありませんが、売却時には、売却価格の中から、業者さんに、最大6%が支払われることを覚えておくといいでしょう。

____
■業者さんが、気に入った物件に対し、州の不動産協会(Realtor Association)の買付証明(Purchase Offerなどと呼ばれる)をファックスします。

この書類は定型ですが、カスタマイズする形になっています。また、ニーズに応じて、複数の書式が用意されています。

____
■あちら側で、売主がOKすれば、それで、契約の本格的な締結や履行の段階に進みます。

オファーが受け付けられた場合は、手付金(earnest money、アーネストマネー、EMといった略仕方をする場合もある)の小切手を差し入れます。

このアーネストマネーは、向こうの業者さんや売主さんに行くのではなく、通常、売主の指定する決済代行会社(escrow company, title agency、エスクローと略したりもする)の決済口座開設に使われます。決済口座のことは、エスクローアカウント(escrow account)と呼び、銀行口座同様、番号が振られます。この短期決済口座が、その物件の取引に当たり、すべてのやり取りの結合点となるのです。

 

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ここで、主要な契約が成立してからが、アデンダムの出番というわけです。

例えば、現在、私がお手伝いしているラスベガスの案件では、下のようなアデンダムを、取り交わしたばかりです。

 

1)物件内の中古洗濯機と冷蔵庫は、合計300ドルで購入する
2)現在居住中の賃借人の敷金795ドルを、引き渡す
3)月半ばの決済なので、家賃の日割り計算をする

 

この決済については、実は、このアデンダムに関連して、驚き?の裏話が。

少し長くなってしまうので、回を改めて、、、

 

スタンフォードに行くのと、テキサスAアンドM大学に行くのでは、どちらが費用対効果が高いか?

こんにちは。アメリカ不動産投資家の中山道子です。

時々読者の方からお便りをもらいますが、皆さん、やはり教育熱心ですね。私も教育にはとても興味を持つタイプです。

なので、今日は、ちょっとした雑談?モード。不動産自体とは関係ないですが、「投資家的な観点から評価する学校教育」の費用対効果について。

実は、私の子供の学校にいるアメリカ人のお子さんの親御さんで、テキサスAアンドM大学の先生をしている方がいます。サバティカルで、こちらの大学に研究に来ており、「いい経験」ということで、半年間、うちの学校に、お子さんを、留学させているわけです。二人とも、うちの子より年上で、よく遊んでくれるので、我が家にも何度も来てもらい、ご両親とも、仲良くなりました。

私も、別段、アメリカの学校事情には詳しくないのですが、テキサスAアンドMというのは、カレッジステーションという田舎(失礼)都市にある、”ウルトラお値打ち大学ナンバーワン”と評される州立大学なのです。

どれくらいお値打ちかというと、州立大学=私立に比べ、学費が安いのに、ウオールストリートジャーナルの2010年の「就職リクルーターが好きな大学ランキングトップ2」にランクインしたほど。

これは、全米トップ100の大学を選出したのち、その中から、リクルーターたちに、いろいろアンケートをしたもので、実際、トップの人気大学は、実は、みんな、州立大学だったというのですから、親としては、あせりますね?

1位 ”ペンステート”。ペンシルバニア州立大学
2位 テキサスA&M
3位 イリノイ大学アーバナ・シャンペン校
4位 パーデュー大学 (インディアナ州立)
5位 アリゾナ州立大学

これはどうしてか?

アイビーリーガーのほうが、期待給も高いだろうし、実際、数年で離職する可能性が高いといった統計もあるそうで、何らかの理由で、リクルーター、つまり、企業側にとっては、使い勝手が悪いのでしょうね。


もちろん、新卒時に、求人側の都合のよい人材になることだけが、人生の目標ではありません。

しかし、この前、ヤフーファイナンスに紹介されていた「学校教師は億万長者(The Millionaire Teacher)」の著者、Andrew Hallam氏のブログで知ったのですが、1976年から、こうした州立大学の卒業生と、アイビーリーグの卒業生の年収を長期的にトラッキングする研究というのがあって、それらの結果によると、

■1976年の卒業生の年収平均を比べると、1995年までに、イエール大学卒は、30%の年収高。
■ただ、この調査だけでは、その人間の能力の違いと学歴の違いとのどちらかが統計的に意味があったかわからない
■そこで、次に、イエール大学卒の平均年収を、「アイビーリーグに入学できる学力があったのに州立大学に行った人材」のそれと比べると、実は、収入差がなかった

という結果だったというのです。

これだと、本人の能力が同じである場合は、有名校に行って、高い学費を払うより、お値打ちの学校を選んで、支出の差額を惜しんだほうが、生涯的にたまるお金は、多くなるということになるわけですね。

連邦統計局の調査によると、米国では、大学卒のほうが、高卒より、年収は倍らしいので、

■大学に行くこと自体は、大切。但し、行くことのほうが、どこの大学に行くかより重要

だというのが、これらの調査の結果だというわけ。

これを前提に、ハラム氏がブログで書いているところによると


++++++++++++

ハラム先生は、自分が教えているシンガポールのインターナショナルスクールで、opportunity cost (機会喪失のコスト。Aをやると、Bができなくなるが、そのことにより生じるロスを計算すること)について考える機会を作ってみました。

スタンフォードに行くのと、テキサスA&M州立大学に行くのでは、どちらが得か?

今の学費で、スタンフォードを卒業するまでに、22万ドルがかかるとすると、他方で、テキサスA&Mは、86,980ドルで卒業できる。(これは、2011-12年時の学費だけの計算のようですね。但し、州民扱いであれば、テキサスA&M大学の学費は、この半分以下になります。学費だけを計算に入れて比較している理由としては、生活費は、両方、同じくらいかかるという想定をしているのでしょうね。実際には、本代もけっこうな支出になることを、お忘れにならないで、、、)

さて、クラスの生徒たちは、初任給や就業後の中堅時収入の中位値の差なども計算にいれ、結果を出してみたのだが、その結果は、、、後者のほうが効率がよかった。

「学費は親が払うんだから」と反論するクラスに対し、億万長者先生は、「じゃあ、親御さんが、君たちが、22歳のときに、この二つの学校の費用の差額をイキナリ手渡してくれて、それを、君たちが、投資できたとしたらどうかな?」と爆弾発言。

22歳で、13万4,000ドルの資金を元に、インデックスファンドへの投資を継続的に行い、数十年のサイクルの間に、年率8%を計上できたとしたら、その子供は、65歳になった段階で、360万ドルを手にすることができるというわけです。

こうなると、アイビーリーガーたちは、普通の稼ぎでは、州立大学卒の同胞たちに対して、まったく歯が立たないという結果となるのでありました、、、


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私の愛読書、《隣の億万長者》の著者らによる億万長者調査によっても、アメリカのお金持ちは、統計的に、「たたき上げ」が多く、車は古いフォードやトヨタ、時計はタイメックスで、スーツはつるしといった人が圧倒的。職業的に見ると、

■ビジネスオーナーが圧倒的

しかもこれは、株式公開を果たした会社のオーナーとかではなく、通常は、スモールビジネス、つまり、いわば、自営業者の集団だということ。

統計的に見ると、本来高収入の医者や、弁護士が億万長者になれる比率よりは、学校の先生のほうが、お金を残せる確率がずっと高いんだそうで、その理由は、確か、以下のようなことではないかと分析されていたと記憶しています。

■学校の先生は体面を気にしなくてよい、ジーンズが仕事着でOK
■高級車を買って、素敵なレストランに行って豪遊するようなライフスタイルがない
■頭がいいし、勉強熱心で本やネットからの情報収集に長けている

=> こつこつ貯蓄できる、それをほとんど投資にまわせる。

実際、このハラム先生も、若いときは、アパートを借りるのがいやで、お金持ちの別荘を、シーズンオフの冬の間に留守番をするアルバイトをしていたとか、車を買うのをケチって、毎日学校に自転車通勤していたので、同僚たちに同情されていたとか、ご本には、武勇伝が満載。

大学はもちろん、自分でアルバイトして学費を稼ぎ出し、教育ローンも、早々に返した後は、投資につぐ投資で、現在まで来たそうです。


 


若いときの刻苦勉励は、実は、米国のmillionaireたちの共通の特徴のひとつだそうで、親から相続するような人は、実際には意味のある額のお金をためられていないと言うのが、ミリオネア調査の統計的結果。

そうなると、まずは、自分自身が、資産形成を目指し、それに成功したとして、お金ができたからといっても、お子さんにも、自分同様、成功してもらいたい場合は、これらの研究の成果によると、若いときに、あまり高級な学校に入れたり、お金を上げたりすることは、お勧めといえない、実際、「隣の億万長者」の多数は、確かに大卒だったが、教師タイプのミリオネアを例外として、通常、成績がよくない人のほうがむしろ多かった、とまで評価されているわけですから、人生は複雑ですね。いや、面白いというべきか。

普通のサラリーに基づいて、一世代で資産を作るというのも、大変な努力が必要なわけですが、その上に、次世代を、同様に、money savvy (お金に賢明)に育てるというのは、また異なった頭の使い方が必要なようです。

米語では、有名大学のことを、name school といいます。私も、米国では、アイビーリーグの大学院に行きましたが、周囲には、社会に出る前からセラピストや睡眠薬を必要とし、教育ローンやクレジットカードローンの残高額は、BMWやポルシェが買える額、といった人がざらでした。

その上で、やりたいことをやる前に、借金返済のために、年季奉公さながら、高給を払ってくれる仕事に人気が、集中したり、ウオールストリートが、そういう人たちであふれかえったりとなるとしたら、人生設計、社会に対する影響力は、壊滅的になりかねません(いいすぎ?)。

しかも、イマドキのご時勢ともなると、高給のために、嫌われる仕事をするというのはいいほうで、ハーバードを卒業しても、仕事がない人も、当然います。アメリカ版「ロスジェネ」世代の自分探しの過程について言及するNYタイムズの2011年の記事は、こちらから。


いかがでしょうか。こう考えると、子育て、子供の教育にも、”効率”、”費用対効果”を元に、丁寧に計画を立てていくこと、

■自分自身の老後のみならず、子ども自身のためにも、子供は、公立等低コスト志向で育てる

という”億万長者道”が成立するのかも、、、「崖から子供を突き落とす獅子」ですね。。。汗


ちなみに、引き続き、テキサスA&M大学ネタで引っ張ると、この大学があるカレッジステーションという都市は、大学町なため、一部、公立なのに、教育レベルが恐ろしく高い学校があるそうで、件のご家庭のお嬢さんによると、彼女の行っているその学校では、高校生は、夜中の12時まで、1日5時間くらいの勉強は、当たり前なんだそう。トップ3%だかの学生は、推薦で、テキサスA&M大学に進学できるため、みんな、血眼だということですからびっくり。

米国居住者や移民者様、転居や転職を、お考えになられるのなら、こういった、

1)公立教育のレベルの高いところだけど、
2)マイナーな地方都市

を選ぶことで、総合的な世帯支出を減らし、満足のいく教育をお子さんに受けさせることが、可能になるかも知れません。日本人が好むハワイなんかは、ライフスタイルや起業には、いいかもしれませんが、この点、「学校は、私立を選んだほうが無難」ということで、子供が小さくても、総合的な生活費が高くなるタイプの都市ナンバーワンなんですよね。(いや、ロスやNYとかと比べてどうかはわかりませんが、、、)

 


注 ただし、この場合、お子さんが、”テキサン”になってしまい、蛇皮のブーツを常用するようになっても、運命と受け入れましょう、、、笑。これがいやな場合は、上のリストに掲載されている、他のいくつかの州立大学お膝元のほか、”わが地元”、中西部のプアマンズハーバードとも呼ばれる、ミシガン州立大学アナーバー校(就職好感度ランキング6位)なんかも、とっても、お勧めですぜ、、、

 


■参考資料■

より一般的?な大規模統計としては、ブルームバーグのウエブサイトに計上されているものがあります。これによると、やはり、エリート校の地位が圧倒的に高いですが、これは、優秀な学生がエリート校に集中するため、「同じレベルの学力の人間同士」を比べるものとはなっていないということかと思います。

失業保険って、英語でなんていう?

失業保険は、unemployment benefits, unemployment benefits, unemployment insuranceといったいろいろな言い方があり、何でもカジュアルなアメリカでは、単に、unemploymentと言われる場合も多いです。

I'm on unemployment.

は、「私は今失業保険給付を受けています」。

私たちのテナントさんの中には、失業給付を受けている方もいて、それも、incomeとして、計算します。

 

通常、何千ドルももらっている人はいないのですが、1,000ドル以上のケースはあるようで(こちらに、例を出しました)、二人で合計2,500ドルもあれば、余裕で「よいテナントさん」。

この失業保険、「そんなに、安定した収入とはいえないんじゃないかなあ」と思いがちですが、場合によると、1年以上、給付を受けられることがありうるようなので、そう考えると、テナントさんが、きちんと失業事務所に通って書類などちゃんとやってくれるようであれば、普通の雇用と当面、変わりません。普通の雇用も、結構、解雇があるわけですから、、、

私たちが投資しているミシガン州デトロイトにおける低所得者層向けの投資物件の場合、賃借人審査も、こういう動向に注意を払いながら、行うべき事になります。

 

 

アメリカでは、「民法」ってあるのですか?

この前、不動産投資英語を教えている英語塾で、こんな質問がありました。法学部の先生がなんと答えられるかはわかりませんが、素人向けの答えは、「日本流のものは、ないんです」というところでしょうか。

というのも、日本の場合、ナポレオン民法などを参考にした民法典というものが、あり、それを出発点として、商法など、また、その他、数限りないいくつもの特別法が「法律」として、「全国共通に」存在していますよね?

アメリカの場合、実は、ここでも、連邦制であることが、日本との違い。

つまり、全米レベル、連邦共通の民法典というものが、ないのです。

もともと、アメリカは、イギリス法の流れを汲んでおり、イギリス法というのは、市民革命がなかったので、フランスのように、市民法典を議会が作るということをしなかったのです。

その代わり、イギリスで、国民の権利を守ってきたのが、荘園制度時代にも通用していたコモンローの伝統。慣習や判例法の累積で、「これ」という法典解釈が出発点のヨーロッパ型の法律と違うわけです。

アメリカでは、イギリスに対する市民革命は起こしましたが、そのとき、連邦制度を採ったため、日本で民法が規律する関係領域、つまり、財産関係の法律や家族法、商法などは、すべて、「各州レベル」で決めていく、ということになったのです。

そして、アメリカでは、多くの州で、イギリス流のコモンロー体制を踏襲し、法律は、「コモンロー的な体制を文章化する」とか、「不十分なところを、立法化する」といった「プラスオン」的な方法で、対応をして、現在に至っているのです。

このため、例えば、「アメリカでは、夫婦財産法はどうなっていますか?」と、聞かれれば、「どの州で?」と間髪をいれず、逆に質問が飛びます。

このブログでも、カルフォルニアなどでは、夫婦共有制を取っていて、それ以外の州では、必ずしもそうではなくて、といった話を、昔、したことがあります(こちらから)。

対米投資家は、家族法が、各州レベルであるのと同様に、損害賠償関係や、会社法、商法も、同様であることを、覚えておく必要があります。

例えば、最近、私がよくお手伝いしているLLC設立についても(去年、6社、当社投資家様が、設立)、「ネバダやデラウエアのLLCを作れば、タックスヘーブンになるのではないですか?」などと聞かれる場合がありますが、ミシガン州デトロイト市で不動産経営することが決まっていれば、ネバダで設立しても、会社をミシガン州で営業するわけですから、ネバダ州で申告をして済ませられるわけではなく、アメリカの仕組みでは、ミシガン州で申告をしなければならず、特段節税にならないほか、ミシガン州内で、「当該LLCについての法的解釈」が問題になったときには、結局、ミシガン州の裁判所が、問題を判断することになり、「このLLCは、ネバダLLCなので、ミシガン州のLLCと違うこの部分を尊重してください。ここが決め手で、わざわざネバダで設立したんですから」などといっても、逆に、「ミシガンで営業することを前提に、ネバダLLCを設立したって、通らないぞ。この州では、LLCは、”こういうもの”と決まっていて、みんな、その期待の元、行動しているんだ」と判断されてしまう可能性もあるわけです。

このように、アメリカ法を理解する場合は、アメリカが、連邦制であることを理解するのがすべての出発点になります。

日本で、国際関係を手がける弁護士のことを、渉外弁護士と呼びますが、アメリカでは、州同士のやり取りは、すべて、「渉外」なんですね。

アメリカ人自身も、法的バックグラウンドがない方は、よくわかっていない部分で、逆に、アメリカの素人向けの法律ノウハウ書なんかを読んでも、こういう連邦制についての説明がないので、逆に、わかりにくいことがありますが、中央集権的な日本法と対比させて考えてみると、わかる部分もあるかもしれません。

 

Patience、Perseverance、Persistence。忍耐には、何種類か、ある。

投資、ビジネス、いや、社会において、一番、要求されている、必要とされている資質はなんでしょうか。

私は、間違いなく、忍耐強さだと答えたいです。別に、他人より優秀である必要があるとはまったく思いません。

ところが、この忍耐強さには、何種類か、特徴があります。忍耐強さは、いろいろな形をとるのです。

教師や親が子供に忍耐強く、しつけや学業を教える。これは、patienceです。

to be patient with someone
誰かに対し、忍耐強さを発揮する。

この忍耐強さの反語は、

short-tempered
短気

です。

lose one's temper
カッとする《俗語で言う、キレる感じ》

be short with someone
誰かに対し、短気を起こして、失礼な態度をとる

たとえば、私自身は、もともと忍耐強くありません。どちらかというと短気で、なにかトラブルがあると、スグ、「ちぇっ」っと、思ったり、顔に出してしまうタイプです。

まったく長所ではありません。

反面、一概に悪いとばかりも言えず、単にせっかち、迅速に行動する力があるといっただけの話なら、まともなビジネスパーソン、特に責任が多い方は、大体、私以上に「短気」のはず。子供をもたれている親御さんなども、「子供に料理や片づけを教えるくらいなら、面倒だから、自分がやってしまって、、、」などといった経験を、必ずお持ちのはず。

他方、このように、短気という欠点を持ちながらも、私が、成功する場合は《しない場合も多いですが》、その理由は、目的をギブアップしないことである、ということは、ここ20年の社会人生活で、遅まきながら、学ぶことができました。《学生時代に、こうした姿勢を学ぶことができればよかったのですが、、、》

このギブアップしない、という特質は、錬り強さ、とでもいうのでしょうか。忍耐強さとは、まったく違ったqualityです。

そして、日本語では、必ずしもはっきりしないかもしれないけれど、英語では、忍耐強さと錬り強さは、はっきりと区別されます。練り強さは、perseveranceというのです。

to persevere
何かを練強く達成する

は、当然、すばらしい美徳です。ここで興味深いのは、persevereというのは、結果が出ている場合のことを、通常は意味するということ。

I persevered.

といえば、「苦しかった中を、ギブアップしなかったことで、目的を達成した」という趣旨。

patienceとperseveranceは、二つの性格の違った忍耐強さなので、まったく違う場面で、利用されるわけです。Perseveranceの反対語は、short-temperではなく、よい単語が思いつきませんが、あえて言えば、give up easily《スグあきらめる》でしょうか。

実を言うと、その意味では、よく考えると、patienceと対比される忍耐強さには、persistenceという別の単語を挙げるほうが、先だったかもしれません。

I can be persistent.

といえば、コンテクストに応じて、「俺は、諦めが悪いぜ」といった、相手に対する脅しや捨て台詞にもなりますし、「私は、なかなか、ギブアップしないのよ。がんばるだけよ」といった、perseveranceに向けての決意表明の意味にも、なります。

表面的な辞書には出ていないかもしれませんが、persistentであるという場合は、結果が出ていないのが、persevereとの違い《perseveranceには、形容句もないという違いもあります》。

I am not always patient, but I can be persistent.

といえば、「私は、短気になることもあるけれど、ギブアップすることは、あまりないのよ」といった趣旨になります。

そして、

I am not always patient, but this time, I persevered.

といえば、

「私は、短気になることもあるけれど、今回は、ギブアップすることなく、目的を実現したわ」

となります。

こういう、persevereという言葉の特徴があるため、

I am not always patient, but I can be persevering.

とは、あまり言わないのです。

不思議なもので、日本の文化でも、忍耐については、これを大きな美徳とするカルチャーがありますが、このように、「目的別忍耐」「達成度ごとの忍耐」といった、「忍耐」のカテゴリーについては、ボキャブラリーは、それほど豊富でないような気がします。むしろ、普通、「忍耐」といえば、受動的な感じで、「今、辛抱すれば、経済がよくなるよ」といった、「天気等不可抗力が改善するのを待つ、農耕型の姿勢」をイメージするような気がします。

日本語で、perseveranceに匹敵する言葉というと、正確を期そうとすると「忍耐強い」ではなく、「錬り勝ち」なんかでしょうか。

ちなみに、日本語でも、「短気は損気」といいますが、この場合の短気は、short-temperと、perseveranceのなさを、両方、あわせて、イメージされているように思います。

私の周りの成功する経営者のプロフィールを思い出すと、「短気だけれど、錬り強いタイプ」というのは、結構、「ありがち」な特徴かもしれません。気が短い=気が早く、即断力があるけれど、他方では、中長期の目的を、容易にはギブアップしたりしない、じっくり腰をすえたプランニングもできるタイプの方です。皆さんのご経験では、どうですか?

たかが言葉。されど、言葉。

表面的な英和辞書には、これらの言葉の違いは、そこまではっきり出ていないと思いますが、ビジネスというものを、理解するにあたり、英語を使う使わないにかかわらず、これらのコンセプトの意味の違いをきちんと区別し、自分のライフスタイルの中で、我が物とするというのも、重要なステップだと思いませんか。